デュ・プレシ対アデサニヤ

今日オーストラリアでUFC305が開催される。

メインイベントはデュプレシ対アデサニヤのミドル級タイトルマッチ。

 

絶対王者であったアデサニヤがショーンストリックランドに敗れ、新王者となったストリックランドはデュプレシに敗れた。

デュプレシの足首の怪我で流れた、元々やるはずだったデュプレシ対アデサニヤがとうとう行われる。

 

ストーリー性のある、因縁の対戦でどうなるか気になってる。

デュプレシ対アデサニヤはMMAの競技的な側面と、人種の絡んだ物語的な側面の2つの軸がある。

 

興味ある人ほとんどいないと思うけどMMAの競技的な側面を簡単に解説。

 

アデサニヤはキックボクシング出身のストライカー。

アニメが大好きで世界最強のオタクと言われてる。

圧倒的な打撃スキルで世界中の強者が集まるUFCミドル級で絶対王者と言われてた。

 

誰も勝てないと思われてたけど、同じくキックボクシング出身のストライカー、アレックスペレイラに敗れた。

この2人のマッチアップも非常に面白いんだけど省略。

 

ダイレクトリマッチが組まれ、アデサニヤとペレイラが再戦。

ペレイラ優勢で進んだけどアデサニヤが大逆転KO勝ちをしてリベンジを果たした。

 

アデサニヤは次にデュプレシと対戦する予定だった。

ところがデュプレシの足首の怪我で試合消滅。

急遽ショーンストリックランドが代役でアデサニヤとタイトルマッチを行うことになった。

 

ほとんどの人がアデサニヤが勝つと思ってた。

結果はストリックランドの判定勝ち。

判定決着にはなったけど内容はストリックランドの完勝だったと思う。

 

これはアデサニヤ対ペレイラの二度に渡る戦いから、絶対王者と思われてたアデサニヤの攻略法が明らかになったせい。

これまで対戦した選手はアデサニヤの打撃を警戒してやられてたけどペレイラのように「打撃をもらっても前に出る」って戦い方でアデサニヤを消耗させられることがわかった。

実はスタミナに難があることが知られ、アデサニヤはストリックランドに敗れてしまった。

 

次に行われたタイトルマッチはデュプレシ対ストリックランド。

この2人の間にも凄まじい因縁があるけど省略。

デュプレシが勝ってUFCミドル級の新王者になった。

 

ストリックランドが破れ、今度はデュプレシ対アデサニヤが行われることになった。

以前デュプレシの足首の怪我で流れた試合。

 

ただ以前とは違ってアデサニヤの攻略法が知られてる状態になってる。

デュプレシとしてはアデサニヤの攻略法が示されてる。

アデサニヤとしては自分の攻略法が知られてる。

 

ということはアデサニヤは自分の攻略法に対する作戦を用意してるはずだし、デュプレシはプランBを用意してるはず。

アデサニヤがどんな作戦を用意してるのか。

デュプレシがアデサニヤ攻略法を押し通すのか、別の作戦をぶつけるのか。

 

どんな展開になるのかとても楽しみ。