シーソー

公園にはシーソーをしてる子どももいた。

ブランコから下りると、なつおはそっちをじーっと見てた。

シーソーしてる子どもたちが楽しそうなので気になってる感じ。

シーソーが空くと、早速そっちに向かって歩いていった。

どうするのか遠くから見てたらシーソーを一通り触り始めた。

真ん中の支えの部分とか握りの部分、クッションのタイヤをチェック。

でもシーソーが動かないので不思議そうにしてた。

しばらくするとシーソーにまたがった。

ぎりぎり足が届くくらい。

シーソーには乗れたけど、それでも動かない。

動くのを待ってるのか、じーっと座ってた。

面白かったので少しの間見てた。

かわいそうなので自分もそっちに行き、シーソーを動かしてやった。

でもなつおはそんなに楽しくなさそう。

若干顔が引きつってた。

シーソーを止めるとまた自分で下りた。

そしてそのまま公園を出て行く。

顔は無表情。

なんか公園に愛想つかしたみたいな雰囲気でちょっと面白かった。