くーちゃん

嫁の姪っ子の話。

嫁の姉夫婦には娘が2人いる。

4歳と6歳。

6歳の子はしっかりしてる。

4歳の子はかなり変わってる。

姉夫婦も家族4人で佐賀県のお通夜、告別式に出席してた。

お通夜のあと、車で一緒にホテルに向かった。

姪っ子2人が俺に話しかけてきた。

6歳の子は掛け算を2の段まで覚えたらしく、

「掛け算の問題出してみて!」

と言ってくる。

「じゃあ2かける4は?」

と聞くと嬉しそうに

「8!」

と答える。

ほめてあげると喜んでた。

4歳の子は簡単な足し算ができるようになったらしい。

「くーちゃん(4歳の子の名前)にな、足し算の問題出して」

と言う。

「2たす1は?」

と聞くと

「3!」

と答える。

6歳の子と同じく、ほめてあげると喜ぶ。

車の中で30分くらいずっと問題を出してた。

ところが4歳の子に

「7たす2は?」

と聞くと

「そんなんわからんやろ!」

と言って怒られた。

片手の指で数えられる問題じゃないと駄目らしい…。

車を降りてホテルに着くと、4歳の子に今度は

「なぞなぞの問題出して」

と言われた。

「うーん、じゃあピザって10回言ってみて」

と言うと

「そんなんなぞなぞじゃないやろ!」

と言ってまた怒られた。

「いや、これ問題になってるから言ってみて」

と重ねて言うと、めっちゃ不服そうな顔で

「ピザ10回」

って言ってた。

「ピザって10回言って」を「ピザ10回って言って」と勘違いしてたみたい。

「ピザ10回」の問題は3年後くらいにしようと思った。