この前のMMAの試合で1ラウンド終了間際に物凄いストレートをもらった。
カウンターで入って、しりもちをつくような感じでダウンした。
終了間際だったのでそのあとすぐにゴングが鳴った。
なんでもないふりをして立ち上がった。
足元がふらついてたけどなんとかコーナーまでたどり着いた。
脳が揺れてて、ロープにもたれたまま動けなかった。
代表と会話して、レフリーに続行できるか聞かれたときは
「全然大丈夫です」
と答えた。
自分の記憶ではこんな流れだった。
でもあとから映像を見直すと記憶が飛んでる部分があった。
しりもちをつくような感じでダウンした後、自分は一瞬止まってた。
相手が詰めてきて、自分は相手に足の裏を向けてディフェンスの構え。
相手はさらに詰めて、倒れてる自分に強いボディパウンドを1発入れてた。
自分はディフェンスのために相手の頭を両手で抱えて防御姿勢。
そこでゴングが鳴り、相手が立ってから自分も起き上がってた。
ダウンしてから立ち上がるまでの一連の流れが抜け落ちてる。
完全に記憶が飛んでる。
何度映像を見直しても思い出せない。
「無意識にディフェンスしてて偉いな」と思ったくらい。
強い打撃で記憶が飛ぶって聞いたことはあるけど、こんなにきれいに飛ぶものなのかと驚いた。
珍しい体験をした。