旅行日記4

さらに続き。

5歳と3歳の姪を連れて城崎マリンワールドの館内を見て回った。

3歳の子はやっぱりちょっと変わってる。

サンショウウオとかセイウチは熱心に見るのに、ペンギンにはあんまり興味を示さない。

初めにペンギンが目に入ったときに

「ペンギンや」

と一言言っただけ。

特に見ようともしない。

俺はもう少し見たかったのに

「早く行こうよ」

と手を引っ張られて連れて行かれた。

イルカショーの次に実際に生き物を触ることができるところがあった。

ヤドカリやイソギンチャク、ウニ、ヒトデ、ナマコ、ウミウシなんかを手にとって触ることができる。

俺は生き物大好きなのでめっちゃ楽しかった。

3歳の子は興味を持ってヤドカリやヒトデを触ってたけど5歳の子は怖がって逃げてた。

嫁と一緒に。

冗談で嫁の鞄にウニを入れようとしたら係員さんに止められた。

すいません。

ちょうど魚のエサやりのイベントがやってた。

係員さんがエサを配ってて、それをあげることができる。

エサは小エビで、指で持った小エビを魚が食べる。

小エビを水面に近づけるとたくさんの魚が寄ってきて手から直接食べた。

それだけのことやけどめっちゃ楽しい。

係員さんが

「指を出して水面に近づけてください」

と言うのでその通りにした。

すると魚は指を小エビと勘違いしてかみついてきた。

痛くなかったけどびっくりした。

姪っこたちよりも俺が一番楽しんでたと思う。

嫁の両親にひそかに写真撮られてて、あとから見たら俺めっちゃいい顔してた。

いい歳してちょっと恥ずかしい。

マリンワールドを出たあとはみんなでお土産買いに行って晩ご飯食べた。

その後ご両親の家に寄って俺と嫁は自分の家へ。

帰り際、5歳の姪っ子は寂しくなって泣いてた。

我慢してたみたいやけど俺と嫁が車に乗った瞬間に泣き出した。

車の窓を開けて

「また遊びに来るね」

とか

「今度会ったときはだるまさんが転んだしよー」

とか話しかけた。

5歳の姪っ子は涙をふきながら黙って肯いてた。

3歳の姪っ子は1人で三輪車乗って遊んでた。

俺が

「じゃあねー」

と言うと

「うん、バイバイ」

と言って三輪車でどこかに行ってしまった。

…やっぱり変わってる。

2日間すげー楽しい旅行やった。

カニもおいしかったし、家族と一緒にいて姪っ子と遊べて嬉しかった。

いつかご両親に恩返ししよう。