鬼滅の刃

昨日の夜、鬼滅の刃を読み終わった。

夜更かしして最後まで読んだ。

 

最初から最後までテンポよく進む漫画だった。

最後の戦いに向かっていくくだりはさすがにごちゃつくところがあったけど、そこまでは基本的に一本道でとても読みやすかった。

老若男女、誰でも理解しやすい構成だと思う。

 

引きの絵はコロコロコミックにもあるような描き方が多かった。

動きよりも状態をわかりやすくした、貼り付けたような絵。

わざとそう描いてるのかそういう画風なのかはわからない。

めちゃくちゃ絵が上手いってわけではないけど見やすかった。

 

寄りの絵も見やすい。

細かい描きこみはあまりなく、何がどうなってるのかがわかりやすかった。

 

10巻まで読んだときに感想で書いた恋愛要素がラストでうまくまとめられてた。

恋愛感情にいきすぎないまとめ方が読んでてちょうどいい。

ここらへんは小中学生の女の子に人気がある要素の一つだろうなと思った。

 

読む前の想像と違ったのが作者の腰の低さ。

超ヒットした漫画なのに全然偉そうにならず、単行本のカバーの作者挨拶やおまけページで最後までファンへの感謝の気持ちとファンへのサービス精神を感じた。

好感度が高い。

 

あと読んでてジョジョ第1部、第2部と重なる部分を感じた。

設定がたまたまかぶってるだけかと思ったけど、ラスボスの無惨が体ごと他の鬼を吸収するシーンはジョジョへのはっきりしたオマージュだと思った。

 

ラスボスの無惨の戦い方で寄生獣へのオマージュもあった。

両腕を変形させる無惨の戦い方が寄生獣の後藤と同じ。

 

作者のプロフィールを見たら影響を受けたマンガにジョジョ、好きな漫画に寄生獣が入ってた。

わかる。

 

わかりやすいストーリーで感動もある。

家族愛が強く描かれつつも、友情や人間の命のつながりも描かれてた。

 

とてもいい漫画だった。