7日目

イタリア最終日。

前日に続いてオプションツアーに申し込み、バチカン美術館に行くことに。

バチカン美術館は俺の希望。

職場の同僚が

「絶対行った方がいい!」

と強く推してたので。

バチカン美術館で見ることのできる美術品はただただ凄かった。

何百年もの間にローマ法王に送られた美術品が貯蔵されてる。

絵画や彫刻など、どれも一級品やと思う。

いいなーローマ法王

バチカン美術館の中でもやっぱり一番凄かったのはミケランジェロの「天地創造」と「最後の審判」。

知ってる人も多いと思うけど「天地創造」はシスティーナ礼拝堂ってところの天井に描かれたフレスコ画

最後の審判」はその礼拝堂の壁に描かれた、同じくフレスコ画

あ、もし間違ってたらごめんなさい。

ミケランジェロは当時60歳を超えてたけど毎日足場に上り、一日1パートずつ書いていったらしい。

上り下りが大変なのでトイレもひたすら我慢。

足場の上で、ずっと上を向いて描き続けてたって話を聞いた。

気が狂いそうな苦しい作業やったと思う。

ガイドさんの説明が凄く上手くて、ミケランジェロがいかに天才やったか、どんな性格をしてたのかって話を興味深く聞くことができた。

ミケランジェロは若いときから彫刻の才能を発揮させ、23歳のときには「ピエタ像」っていう傑作を完成。

「自分は彫刻家」って考えを持ってたけど、天才すぎて建築物を設計したり絵画を描いたりもできたらしい。

性格は偏屈で、自分の嫌いな人間を「最後の審判」の地獄のところに描いたり、自分が天国の方に入るように描いたりしてた。

ちょっと面白い。

天地創造」も「最後の審判」も凄まじい作品やった。

天才が命を削らないと描けないような迫力がある。

書き上げる労力を想像しただけで気が変になりそうなくらい凄かった。

バチカン美術館をゆっくり見学し、昼から帰りの飛行機に乗るために空港に向かった。