村上龍の「共生虫」を読んだ。
引きこもりの男がインターネットのメールのやり取りで、自分に共生虫という虫が寄生していると信じ込まされる。
その結果、人に危害を加えることに対して抵抗がなくなってしまう。
最後には人を殺すんやけど、話の主題はインターネットの情報の危険性や、インターネット上の人間関係のあり方についてやと思う。
仕事が忙しくてあまり読む時間が取れなかったのもあるけど読みにくい小説やった。
文章上でネットの雰囲気を再現しようとしたり、主人公が妄想を含めて考えることを文章にしたり。
それがとにかく読みにくい。
「限りなく透明に近いブルー」とか「テニスボーイの憂鬱」は何ページか読んで軽そうな内容なので読む気がなくなったけど、そっちの方が自分にはいいかも。