第二戦の感想。
一戦目は1年4ヶ月前。
朝倉海不利の予想を覆し、堀口恭司のクセを読んだカウンターのパンチを当てて朝倉海が勝った。
自分も絶対に堀口が勝つと思ってたので衝撃を受けた。
格闘技における戦術の重要さを見せつけられた試合だった。
堀口が練習中に大怪我をして、再戦まで時間が空いた。
その間に朝倉海はさらに強くなった。
でも今回は堀口も「朝倉海が自分を研究してる」ってことを知った上での戦いになった。
自分の予想は堀口勝利だけど、朝倉海が実力で上回る可能性もあると思ってた。
結果は堀口の勝利。
最終的にパンチを当てて倒し、パウンドに入ったところでレフリーストップだった。
ただ勝敗のポイントはパンチじゃない。
その前の堀口のカーフキックで勝負はついてたと思う。
カーフキックは相手の前脚のふくらはぎを蹴るローキック。
通常のローキックよりもほんの少し遠い間合いから攻撃できる。
ほんの少しでも遠くから攻撃できるのが重要で、さらに攻撃しようとする相手のバランス、タイミングを崩すことができる。
一、二年くらい前から、MMAの新しい技術として急速に広まった。
朝倉海は堀口がカーフキックを使うことを全く想定してなかったと思う。
逆に堀口はカーフキックを隠してた。
朝倉海としては悔しい敗戦だと思う。
練習してきたことを出す前に、カーフキックを何発ももらって大ダメージを与えられてしまってた。
次はお互いがカーフキックの練習、対策を練った上で総合力の勝負になる。
打撃だけじゃなく、朝倉海が組み技を出すかもしれないし、そう思わせておいて打撃の勝負に徹するかも。
きっと第三戦もあると思う。
いつか開催される、勝負の第三戦に期待したい。