コクワガタ

なつおと公園にコクワガタを逃しに行った。

少し行ったところにはクヌギの木も生えてる。

なつおに

「背中をつかんで逃がしてあげなさい」

と伝えると、ちゃんと背中を持って箱の外に出してた。

なつおがコクワガタを地面に置いたので

「木にくっつけてあげないと踏まれちゃうよ」

と伝えた。

なつおは再びコクワガタの背中を持った。

ところがそこでコクワガタが目を覚ました。

脚をもぞもぞ動かし、なつおはコクワガタから手を離した。

驚いた表情。

「もう一回持って木につけてあげなさい」

と言ったけど、そのあとはかたくなに持とうとしなかった。

コクワガタの脚にびびりまくり。

仕方なく自分がつかんで木まで持って行った。

昔に比べるとだいぶ虫を触れるようになった。

でもびびりなところは相変わらず。

これからもいろんなことをやらせて少しずつ強くさせたい。