影踏み

横山秀夫の「影踏み」を読んだ。

連作短編集。

双子の弟が火事で亡くなる。

その弟の人格が自分の中に同居している兄が主人公。

主人公は家族を失った心の闇を抱えながら泥棒として生きている。

様々な出来事が起こり、その都度それを解決するために奔走する。

横山秀夫の小説にはいつも一定のリアリティを感じてたのでSFな内容に少し面食らった。

話はどれも横山秀夫らしくひねりが効いてる。

でも「クライマーズ・ハイ」、「第三の時効」と比べるといまいちやったかなー。