仄暗い水の底から

鈴木光司の「仄暗い水の底から」を読んだ。

鈴木光司の小説を読むのは「リング」、「らせん」、「ループ」以来。

10年ぶりくらいかな。

長編かと思ってたら短編集やった。

それぞれ水にまつわるホラーテイストの話。

最後の短編の「海に沈む森」が心に残った。

閉じ込められたときの閉塞感、死を覚悟したときの絶望感、そして幼い息子に何かを残したいという思いの描写は胸に迫るものがあった。

昔「ループ」を読んで

「全然面白くない…」

と思った記憶が残ってたので期待してなかったんやけど、「仄暗い水の底から」は面白かった。