リゼロ18話まで観た。
うう、うーん。
レムが受け入れられないと思いつつも自分の想いを告白し、主人公に前を向いてもらうって話だった。
主人公が後ろ向きな気持ちで自分を選ぶのを断り、前を向いてもらうためにあえてフラれるって流れ。
レムの告白には感動した。
でもどうしても作者の浅はかさが気になった。
まず主人公が死のループのせいで錯乱状態に陥る。
どうやっても上手くいかないループに絶望し、レムと逃げ出そうとする。
逃げるに際して、これから一緒に暮らそうってことも言う。
レムは「そんなスバルくんは駄目、私の好きなスバルくんは輝いてる」ってことを告げる。
それを聞いた主人公は「そうだ!俺は頑張るぜ!ありがとな!」と元気になる。
感情の振れ幅おかしい。
主人公は絶望し、プロポーズのようなことまで言って逃げようとしてた。
それなのに好意を伝えられて褒められると、簡単に前向きになってるように感じた。
人間の気持ちってそんなにころころ変わる物じゃないと思う。
主人公がそんなやつって考え方もできるけど、それならそれで、そんな主人公を普通に受け入れてる周りのキャラクターもおかしいってことになる。
こんな風に自分が感じるのは「作者が人間を描けてない」、「作者が話の盛り上がりのために人間性を無視してる」、「感情の振れ幅のおかしさも実は物語の伏線」あたりが理由だと思う。
最後の理由が当てはまってたら嬉しいけど、いままで観た感じでは最初の2つが理由な気がしてる。
自分ならエミリアを愛してるのにレムに「ここから逃げて一緒に暮らそう」なんて言わない。
もし言うとしたら、エミリアのことはあきらめてレムと暮らすって覚悟をする。
なんの覚悟もなくころころ言うことが変わるのは人間としておかしい。
リゼロの評価で「主人公クズ」とか「性格キモすぎ」と書かれてた。
作者がそういうキャラ設定にしてる部分もあるかもしれないけど、キャラ設定以上に作者の人物描写の拙さのせいがあると思う。
大きな話の流れ自体は面白くて、先が気になる部分もある。
ただ自分としてはもうちょっとだけ納得のいく話の流れにして欲しい。
この先もこういうのが続くってことだけは覚悟しとこう。
エミリアたん萌え。